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読みました。

『悪人』吉田修一
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なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう
――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。
再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。
二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。
一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。



映画が話題になっていたので、読みたかったんです。
お友達が買ったとのことだったので、お借りして読みました。



※ストーリーも書いています↓
ご了承ください!







ずっと気になっていたのは、深津絵里さんが出る役はいったい誰だろうと。
妻夫木くんは、金髪にしていたし金髪の青年が出てきたのでこの役かと思ったけれど。
いつになったら深津さんの役が出てくるのかな~と思いながら読みました。
こんなになかなか出てこないなんてチョットびっくり。




一人一人の環境が丁寧に描かれていました。
殺された女性の周囲、お友達関係や犯人と疑われる男性の環境も。

でもなにより、その女性のご両親の環境が辛かった。
どこにでもある日常が変わってしまうこと。


下巻に近づきやっと深津さんが演じられた役の女性が登場。

この女性の感情が身につまされた。
独身なこと、家族がいても・・・・という思いがもう手に取るようにわかるというかなんというか。
同情や、私もそうするかもとは違うんだけれど、わかるということ。
痛かったな・・・



被害者の女性がもうヒドイ女のように描かれていた。
同情のかけらもない!ってくらいにまで。
物語が進むにつれ、どんどんエスカレートしていっているように感じました。


気の毒なのは、被害者のお父さまと祐一のおばあさま。

祐一の環境、若い人がいないから祐一1人で色々周りのことも助けないといけない。
頼られすぎている・・・
これも、どこかにある話なのかもと思うと辛かった。




この作品はなぜか、他の人がどう思っているのかが気になったので某所のレビューをみてきました。
賛否両論。
そしてどちらの意見もわかる。
否は、同じく被害者の女性の描き方。
と、祐一はテレクラで知り合った人といきなり・・だったりするのに云々。
そこもわかる。




祐一の母親の、「いつからか金をせびるようになった」というのを読んだ時にすぐわかった。
理由にしているんだろう、優しさだと。

そして最後の最後、彼女の首に手をかけたのも優しさ。

こんなんに優しく、相手の立場や気持ちを考えて行動できるのに・・・
それが悪い方に傾いてしまったのが残念。



被害者の両親が前向きになってくれたのは救われました。
お父さまが復讐を断念してくれたこと、
お母さまが仕事を再開してくれたこと、よかったと思った。



読み終えて、うーむーと思った作品です。
好きか嫌いかと言われれば、嫌いではないという答えになっちゃいます。

なんか、怖かった。
怖い。
祐一の周辺の過疎な町の現実も、
光代の日常の現実も。



映画を観たい!とは思わなかった。


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プロフィール

かおり(しおり ともいう。)

Author:かおり(しおり ともいう。)
大阪在住の かおり(しおり) です。

1990年に初めて観てから、劇団☆新感線のファンです。
離れるときもありますが、基本的には大好きです。

2006年からゴスペラーズファンです。
ご贔屓は刈谷のお方です。

2013年からV6のファンです。
ご贔屓はひらぱー兄さんと虫嫌いな料理人です。

松本圭司さんとNAOTOさんも好きです。


そんな私のライブや観劇日記は「はじめまして」にまとめています。

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